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紙の基礎知識

紙ができるまで 原料・薬品

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パルプ化のあと、必要に応じて次のような薬品を混合・添加します。

サイズ剤

紙には吸水性があるため、そのままだとインキや絵の具が周囲ににじんでしまいます。サイズ剤とは、にじみ止めの薬品です。

機械による大量生産に適しているのは、松ヤニからつくられたロジンサイズ剤です。ロジンを紙の繊維に定着させるために硫酸アルミニウムが使われており、この定着剤が紙を内部から酸性にします。一方、中性サイズ剤(アルキルテケンダイマーなど)を使って中性・弱アルカリ領域で抄紙する方法があります。
紙が酸性になる主な原因は、定着剤の硫酸アルミニウムです。
日本に洋紙の製造方法が導入された1860年代から使用されています。

填料(てんりょう)

紙の白色度・不透明度・地合・表面の平滑性を向上させ、印刷時のインキ抜けなどを防ぐ薬品。

天然または合成白色顔料で、白土(クレー、粘土)、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタンなどがあります。上質紙では乾燥パルプに対して約10%の重量が使われています。

紙力増強剤

紙の強度を高める薬品。

引張り強さや破裂、耐折強さなど、紙の乾燥強度を高める薬品にはデンプンやPAM(ポリアクリルアミド)があります。また紙が水に濡れたときの強度(湿潤紙力)を高めるものには、湿潤紙力剤が使われています。

染料・顔料

紙の色を調整する材料。色料ともいいます。

染料は水や油には溶けやすく、布や紙の繊維間にしみこんで染まりつく性質があります。色の種類によっては耐光性が悪くなるものもあります。顔料は水や油、アルコールなどに溶けず細かな粒子として分散する性質があり、繊維に染着する力がないので、適当な固着成分を加えなければなりません。顔料は一般的に耐光性があるといわれています。

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