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紙の基礎知識

紙の種類 中性紙とは

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中性紙とは?

日本には、酸性紙・中性紙の明確な定義はありませんが、国立国会図書館によるとpH6.5未満の紙を「酸性紙」としています。また、pH6.5以上でpH10までのアルカリ領域のものも含めて「中性紙」と呼びます。

pH

中性紙は、酸性紙による劣化が問題化してきた20世紀半ば頃から登場しました。それまで工業的に生産された紙はすべてと言っていいほど酸性紙が占めていました。
今日では、上質紙の多くは中性紙です。しかし、一口に中性紙といっても製造方法や内容はさまざまです。

一般的に中性紙といわれる紙を製造方法によって分類すると次のようになります。

中性紙の分類

中性紙の分類

中性サイズ紙
 中性または弱アルカリ性領域で紙繊維に定着・効果を発揮するサイズ剤を使用したもの。

弱アルカリ紙
 填料として炭酸カルシウムのようなアルカリ物質が使われているもの。pHは7以上。

非アルカリ紙
 中性サイズされ、pHは6〜6.5の弱酸性。
(製造に使われる水の多くは炭酸ガスを含み弱酸性になっているため)

無サイズ紙
 吸い取り紙やろ紙のようにサイジングの必要がない用途の紙。pHは一般的に5〜7。

酸性サイズ中和紙
 原料の調成工程で硫酸アルミニウムを使用し、同時に炭酸カルシウムなどのアルカリ物質で中和した紙。

参考文献 『紙の劣化と資料保存』鈴木英治著(日本図書館協会 1993.7)

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