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資料保存Q&A

保護紙を用いた資料保存

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保護紙と一般的な(市販の)中性紙との違いは?
資料の長期保存を目的として作られているか否かに違いがあります。
一般的に入手しやすい多くの中性紙は、従来の酸性紙と同様、にじみ止め剤の定着に硫酸アルミニウムを使用しています。中和剤としての炭酸カルシウムを入れ、中性またはアルカリ性にしているのです。このような中性紙を「酸性サイズ中和紙」といいます。
私どもの保護紙は、資料の長期保存を目的に製造しているため、原料に純度の高い化学パルプを使用し、硫酸アルミニウムを使っていません。

ノンバッファ紙とはどのような紙ですか?
酸もアルカリも含めずにつくった紙です。一般には「ノンバッファ紙」と呼ばれています。
写真や染色品などの酸やアルカリに弱い資料の保護に用います。染料を使用した美術作品や紙資料などにもノンバッファ紙をおすすめしています。

PAT試験はどのように行うのですか?
PAT試験とは、写真活性度試験(PAT= Photographic Activity Test)という写真に与える影響を調べる試験です。国際規格ISOに制定されています。
写真の包材や接着剤が、写真画像の濃度に与える影響、汚染の発生をシミュレートし、適否を判定します。

PAT試験に合格していない中性紙は資料保存に使えますか?
PAT試験に合格していなくても安全な製品はあるでしょう。
試験は写真資料を対象にしており、アルカリに敏感でないその他の資料に対しては、長期保存を目的とした製造法をとっている限り大きな問題はないと考えています。
企業の資料保存に対する取り組み姿勢を判断する基準の一つとしてあげられます。この試験以外に確立された方法がない以上、PAT試験に合格している製品の方が安心といえます。

劣化の進んだ強酸性資料をpH8.5の封筒に入れても大丈夫ですか?
問題ないと考えています。
私どもの挿入法による試験では、お互いのpH値が大きく離れていると、変色したり強度低下することがわかっています。しかし、pH8.5くらいまでの中性紙ではpH4.5の強酸性の紙と接触させてもほとんど変化がありませんでした。
酸性紙からの酸の移行(マイグレーション)は広く知られていますが、アルカリ紙からのアルカリの移行もあります。
酸性紙とアルカリ紙を長時間接触させると、双方の紙が影響しあって酸性紙のpHは高くなり、アルカリ紙のpHは低くなることが実験で確認されています。



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