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保護紙入門

紙は劣化する?

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紙はさまざまな要因で劣化します。

紙が劣化する要因は、大きく「内的要因」と「外的要因」に分けられます。
内的要因の主なものは、紙に含まれる酸やリグニンなどの不純物です。
外的要因は、紙の保管環境によって生じるものです。
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紙資料が劣化する内的要因

洋紙に含まれる酸やリグニンなどの不純物は、時間の経過とともに紙を劣化させます。これらは「酸性紙問題」として1980年代から保存機関やマスコミなどでとりあげられています。詳しくは「酸性紙問題とは?」をご覧ください。  

紙資料が劣化する外的要因

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●光

太陽光や蛍光灯などから発生する紫外線(320〜400nm)は破壊力があり、紙を劣化させます。また、太陽光や白熱灯などから発生する赤外線(760〜1000nm)は、熱放射により紙を劣化させます。

●温度や湿度の変化

紙は温湿度の変化を受けながら劣化してゆきます。相対湿度が高いとカビや虫の温床になり、低いと紙自体がもろくなります。詳しくは「湿度はどう管理する?」をご覧ください。

●カビ

カビの胞子はいたるところに存在し、条件が整えばいっせいに発芽し、成長・増殖します。

●チリやホコリ

資料を汚染するだけでなくカビや虫などの発生源になりやすい。

●虫や小動物

虫は紙や糊、皮や布などの有機物を餌とし、紙資料をむしばみます。ネズミなどの小動物は資料を破壊してしまうことがあります。

●汚染ガス

長期にわたって汚染ガスが資料に触れていると、変色や劣化がおこります。注意すべきガスの種類はさまざまです。詳しくは「汚染ガスからまもるには?」をご覧ください。

●天災

地震や洪水などの天災は資料群に取り返しのつかない大きなダメージを与えます。

●人災

不注意な取扱いによる物理的ダメージや火災による損傷などがあります。特に、火災は広範囲の資料に取り返しのつかない損傷を与え、消火による冠水という二次被害も想定されます。

参考文献 『IFLA図書館資料の予防的保存対策の原則』エドワード・P.アドコック編集 国立国会図書館訳(2003.7)

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