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保護紙入門

湿度はどう管理する?

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大別すると、書庫や収蔵庫などの「大環境」と
保存箱を利用した「小環境」の管理があります。

温度・湿度管理は非常に重要です。温湿度の急激な変化は、資料劣化の大きな要因となります。資料に与える影響と、急激な変化を抑えるための調湿紙の利用についてご紹介します。 湿度はどう管理する?ムービー
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保存環境の温度と湿度は?

書庫などの保存環境における温度・湿度は、25℃・55%が適当です。

温湿度の急激な変化は、資料に悪い影響を及ぼします。とくに湿度の変化は紙資料の寸法変化をもたらし、極端な場合はその構造を破壊することさえあります。

温湿度の急激な変化の繰り返しは、酸性紙の劣化を促進します。

空調設備と温湿度の変化
―空気は温度によって含む水蒸気の量が変化します―

湿度とは相対湿度のことを指します。相対湿度(RH=Relative Humidity)とは、ある温度で大気中に含まれる水蒸気の量を、その温度の飽和水蒸気量で割ったものです。(単位は%RH) 飽和水蒸気量とは、空気が含むことのできる水蒸気量のことです。


大気中の水蒸気量は空気1立方メートルの中に2〜25g程度で、空気の重さでいえば0.2〜2%程度です。空気は温度によって含む水蒸気の量が変化し、温度が高くなれば水蒸気をたくさん含むことができます。

たとえば暖房などで温度10℃、相対湿度40%の空気が20℃に上昇すると湿度は22%程度にまで下がります。

このような過乾燥になると、紙は水分を失い、本来の柔軟性がなくなります。

一方、冷房(除湿)の吹きだし口から出る空気の相対湿度は100%近くになります。

急激な温度変化で懸念されるのが、夜間・休日における空調のオン・オフです。保存環境は、できるだけ温度・湿度を一定にすることが大切です。

温度・湿度の急激な変化を抑える―調湿紙の利用―

空調の管理が行き届かない場合には、保存箱や調湿紙の利用をおすすめしています。

保存箱に使用されている板紙などは、外部の温湿度の変化をやわらげます。

調湿紙は、さらに急激な温湿度変化を抑えることができます。相対湿度が高くなると、紙資料より先に吸湿し、低ければ放湿し一定にします。空調の欠点を補うためには、密閉型の書架や容器に調湿紙を利用することが必要です。

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