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保護紙入門

汚染ガスからまもるには?

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汚染ガスの発生源を特定し、資料をガスから隔離することが大切です。

屋外のみならず、屋内にも汚染ガスが発生する原因があります。発生源と対策についてご説明します。 汚染ガスからまもるには?ムービー
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二酸化硫黄と窒素酸化物

代表的な大気汚染物質は二酸化硫黄と窒素酸化物です。強い酸性物質のため紙資料に害を与えます。汚染ガスは自動車からも大量に発生するため、建物の道路側の濃度がより高くなります。アメリカ規格協会(ANSI)では、文書の保存環境として二酸化硫黄は1μg/m³ (2.6ppb)以下、二酸化窒素は5μg/m³(9.5ppb)以下としています。

ガス濃度が高い場合は吸気口を道路と反対側にする、空気清浄フィルターを導入するなどの対策が必要です。弱アルカリ性の保護紙や保存箱はこれらの汚染ガスを吸着します。

木材からのガス(酢酸・ホルムアルデヒド・ヒノキチオール)

ヨーロッパ諸国では、ケース材料のオークなどから酢酸が発生し、金属や石の腐食が問題になっています。酢酸は新しい桐箱からも発生することがあります。

合板からは、ホルムアルデヒドが発生し、写真画像の劣化・紙の酸性化などを引き起こします。額縁などの裏板に合板が使われる場合は、作品に影響が出るため、アルカリ紙や中性板紙などのバリヤーが必要です。

収蔵庫の内装に使われるヒノキからはヒノキチオールが発生します。空気中に放出され収蔵品の表面に付着し、シミとなります。

アンモニア

打ちたてのコンクリートからアルカリ性のガス(主成分はアンモニア)が発生し、油画の変色などを引き起こします。コンクリートの乾燥初期に水とともに大量に発生し、安全な濃度に減少するまで2年ほど掛かります。

くん蒸ガス

書庫や収蔵庫などのくん蒸では、ヨウ化メチル、酸化プロピレン、酸化エチレンなどの微量のガスが残留します。強制排気をしてもこれらのガスは残るので、活性炭が入った吸着シートなどで除去します。

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